内部WSを開催しました

10589574_679742592101061_1262123328_n去る、8月2日にアイディア・ラボ〔β〕の内部WS「がっつりシナリオプランニング」を実施いたしました。ご協力いただけました参加者の皆さん、誠にありがとうございました。

今回は、こちらからお声がけをさせていただいた方とともに池山を含め7名でシナリオ・プランニングWSを実施いたしました。今回のテーマは「2035年の地域格差」、というものでした。

「地域格差」というワードに若干のバイアスがかかっていたことがWSの過程で明らかになっていきました。「格差」とは「ならすべきもの」という前提が含まれており、「格差をよしとする」ということが生まれにくい言葉だったかもしれません。

今回は、「地域格差」を「社会的、経済的発展に関して、地域により差がある現象」という客観的な捉え方をし、「解消すべきもの」という捉え方をしないように気をつけました。

10443103_668584846556949_5731183315577338131_oシナリオWSは定番の手法で進めていきました。現時点で現れている未来の兆しを全員でとにかく出し、それについて検討を加えていきます。

その次に、それを「インパクトの大小」「確実性の高さ」ということでスクリーニングしました。

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その要素を2軸のマトリクスにプロットしていきます。

 

 

 

そして、「インパクト大+不確実」の象限から、「地域格差」に関する未来を大きくドライブする2要素をあぶりだし、さらにその2つの要素が起こる、起きないで2軸マトリクスをもう一度作ります。今回の地域格差の未来をドライブするであろう、とわれわれが考えた2つの要素は、「現在人類が持つ知にアクセスが更に容易になるかとうが」と「人の移動、物流がもっとスピードアップして、世界がよりせまくなるか」というものでした。

10543517_668584843223616_1196441281731243935_oそのマトリクスがこちらの写真です。出来上がったシナリオを簡単に紹介します。

(1)「知に対するアクセスが良くならず、世界も狭くならない」このシナリオでは、格差が非常に広がると考えました。知=情報にアクセスできる人(ITリテラシーなど)とできない人、エリアなどで格差が広がる可能性があると考えました。

(2)「知に対するアクセスは今より向上するが、世界は狭くならない」このシナリオでは、もしかすると再生可能エネルギーなどの活用が進んでおらず、化石燃料の価格が高騰しているかもしれません。この場合、保守的に傾く、高リテラシーの利権社会になるのではないか、と考えました。

(3)「知に対するアクセスは向上しなくて、世界が狭くなる」このシナリオでは、知=情報にアクセスできる人は、どんどん富を増やし、貧富の格差が広がると考えました。知的アクセスは向上しないので、世界が狭くなるとはいうものの、知識が共有されず、高コスト社会となるのではないか、と考えました。

(4)「知に対するアクセスが向上して、世界も狭くなる」この社会では、イノベーション社会であり、地域間格差は減少します。そして、どこに住むかは、「住みがいがあるかどうか」で選べる社会になる、考えました。いろんなものをシェアする考え方が進むものの、あらたな知財に関する枠組みなどがないと、逆にイノベーションに対するモチベーションが上がらないかもしれない、という危険性も考えました。

ということで、非常に充実した時間を過ごすことができました。ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

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