最適化(Optimization)

カラヴァッジオ 画 「フォーチュンテラー」

「いかなる個人よりも全員の方が賢い」という言葉は以前にも紹介していますが、アメリカのデザインファームIDEOの内部での標語だそうです。この言葉は、ファシリテーションやチームビルディング、デザイン思考等を考える上での、本当に「言いえて妙」な言葉だと思っています。

もっと他の言葉で言い換えるなら、「多様性がクオリティを担保する」とでもいいましょうか。

誤解があるかもしれませんが、池山は全てのアイディアについて、グループワークがよいと言っているわけではありません。世の中には、天才にたぐいする人物が一人で考えだす、卓越したアイディアというものも多数存在します。写真はご存知、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿からですが、かの天才は多くのアイディアを後世に残しました。画像はオーソニプターという空を飛ぶ機械の概念図だそうです。

 

しかし、実は世の中は一握りの天才によって動かされているのではないことは、みなさん良くご存知です。世の中は、実は平々凡々たる我々のような大部分の人間により動かされているわけです。

平凡なる我々が、そこそこに卓越したアイディアを世の中に送り出すために。そのときに、「集合知」が生かされるのではないか、と考えています。

しかし、本来「いかなる個人よりも全員の方が賢い」はずなのに、全員がたばになってもよいアイディアが浮かばないことがありますが、なぜなのでしょうか。

賢いはずの集まっている全員が賢くないのは、そこになにか問題があるはずです。それが、池山はコミュニケーションややり方の問題があるのではないか、と考えています。考えがうまく伝わらない。適切な手法が使われていない。

そこを最適化するのが、ファシリテーター(という言葉ではもはやないのかもしれない、と感じだしています。言ってみれば、最適化する人、オプティマイザーとでも言いましょうか。適切な手法を適切なコミュニケーションをベースに提供するイメージです。)であり、そこに枠組みとしてのダイアログやワークショップというものが必要とされているのかな、と考えています。

今後人口が減少し、エネルギー問題もますます深刻化する我が国の未来において、必要とされるのは、限られた資源(人的、物理的)を最適化して使う、そんな人材だと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>