一座建立~佐々木俊尚「キュレーションの時代」より

この書籍からのご紹介。「キュレーション」今の時代に非常に気になる言葉です。簡単に言うと、生み出す人とそれを世に出す人がいるよね、ってことでその世に出す、または紹介する人を「キュレーター」といい、その行為を「キュレーション」という、、とまあ、こんな感じです。今のインターネットのサービスとしては、「まとめ」系のサービスがこのキュレーションにあたります。

この一冊をご紹介するのは、本論ももちろんなんですが、その中に例として挿入されているお話がどれもいいです。ブラジル人ミュージシャンのジスモンチだったり、千利休であったり。

その中で、これはワークショップやファシリテーターにとっても重要だなと思った挿話をご紹介。

茶道では、三宗匠(さんそうしょう)といわれるうちのふたり、千利休と井上宗久とのお話です。

かいつまみますが、ある冬の夜ふらりと井上宗久が千利休の庵を訪ねます。そこで、利休は「せっかく来ていただいたのだから、水を代えましょう」と席を立ちます。
その間に、宗久は「これから水を足して、私の分も入れてくれるとなると炭を足したほうがいいにちがいない」と考え、棚から炭を取って炭を足します。

戻った利休にその話をして、「差し出がましいとはおもいましたが、あなた様の手を煩わるもの忍びない、と思い、炭を足しました」というと、千利休は痛く感心し、「あなたのようなお客を迎えることは非常な喜びだ」といい、その後もこの話をして、宗久をほめた、というとです。

このお話で何が言いたいかというと、こうやって「主客一体」になって、お茶の席を作るものなんだなあ、と思ったということです。これは、ワークショップでも同じ。ファシリテーター、事務局、主催者の独りよがりではよいワークショップはできません。参加者のみなさんが一緒になって、場を作る、そのことを「一座建立」と茶道の世界では言うそうです。

そのためには、「おもてなしの心」をもってワークショップを作ること。そして、参加者さん一人一人のそれまでを認めて、否定しない。「ここにいていいんですよ」という気持ちとともに、共感をもって参加者さんのお話を聞く。こういったことが大切なんだなあ、とふと思いました。

すいません、お茶については全くの素人です。心得のあるかた、もし間違ったことを書いていたら、教えてくださいね(*^_^*)

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