映画「アポロ13」におけるリーダーシップ

先日、大好きな映画「アポロ13」をDVDで見直しました。何回目でしょうか、もう数えきれません。そして、見れば100%泣きます(笑)

100%泣くシーンは決まっていて、大気圏突入の交信途絶を破って、アポロのパラシュートが開くシーンです。映画はストーリーに集中したいので吹き替えで見ることが多いです。

さて、ご存知の方も多いと思いますが、「輝かしい失敗」といわれる、アポロ13号のミッションを少し振り帰ります。

不吉な号数である「13」を冠したアポロ宇宙船は、1970年の4月11日、13時13分に打ち上げられます。順調に飛行したように見えた宇宙船でしたが、酸素タンクの撹拌を行った時に、大きな衝撃と音が発生します。そうです、有名な、

「Houston, We’ve Got a Problem」

のシーンです。補足ながら、映画では「Houston, We have a Problem」となっていますが、実は「We’ve Got 」が事実らしいです(笑)

まあ、とにかく、酸素タンクを撹拌したら爆発が起きました。そして、酸素は燃料電池のために使うので、電力の多くの部分が失われてしまうことになります。そのため、宇宙船の中はヒーターも、コンピューターも使えず、宇宙空間は絶対0度ということもあり、非常に寒い状況の中、何日間か過ごして、地球に帰還しなければならないことになりまし
た。


そして、3人のクルーと、地上の管制官たちの懸命の努力により、二酸化炭素濃度の上昇、電力不足、大気圏の再突入角度調整のための手動のエンジン噴射など、数々の問題をクリアし、3人は無事地球に帰ります。


NASAの長官が記者会見しているシーンもありますが、まさに「NASA始まって以来のピンチ」を乗り越えたこの13号のフライトは、失敗は失敗でも「輝ける失敗」と後に評価されることになります。

その中で、クルーの一人、「フレッド・ヘイズ」は尿路感染症(wikiより:膀胱炎みたいなものでしょうか)に感染してしまい、高熱にうなされながらの宇宙飛行となりました。

今回は、リーダーシップについてこの映画から思ったことを書いてみたいと思いますが、僕がリーダーシップという視点で切り取るシーンは、ある程度の飛行が進んで、地球が近づいてきた時にこのヘイズと船長のジム・ラベルとの会話のシーンです。

ヘイズは妻が妊娠していて、「妊娠は事故なんだよ」と熱にうなされながらも、冗談まじりに切り出します。そして、「男かな、女かな」とジムに話しかけます。
その時にラヴェル船長の返事は「すぐにわかるさ」というものでした。


これには、伏線があり、ラヴェル船長は月面着陸がお流れになって、他のクルー2人ががっかりしながら月を見ているシーンで、
「僕は、地球に帰りたい」とのべ、「必ず帰るぞ」と明確な方向性を打ち出します。


これ以外にも、クルーの中には軋轢が生まれるシーンもあり(あくまでも映画のお話ですが)、そのなかでもラヴェル船長のリーダーシップが発揮されて行きます。

話は戻りますが「すぐにわかるさ」という言葉には、ラヴェル船長は「必ず帰るんだ」という意思を強くにじませている、と池山は感じます。そして、ヘイズの問いかけ「男かな、女かな」の中には、地球に帰れずに、我が子の誕生を見届けられないのではないか、というあきらめを感じます。熱も出ていて、酸素も電力もない状態ですからある意味仕方がない部分もあると思いますが。

リーダーシップとは。これは、とても難しい定義だと思うのですが、池山の考えるリーダーシップとは、チームが向かう先を知っていて、それについて確信を持っていて、一点の疑いも持ってないこと。もしくは、一点の疑いもないように見えること。リーダーはチームの「羅針盤」なのではないか、と考えています。

権利的に微妙ですが(笑)、この映画に対する強い愛を持ってアップします。毎回泣く決定的なシーンはこちらです。

映画そのものでは、ホワイトチームの(24時間態勢なので、いくつかのチームで管制官が活動しています)主任管制官ジーン・クランツを演じたエド・ハリスの演技は最高でしたね。アカデミーの助演男優賞にノミネートされたのは納得です。

 そして、昨年NASAのスペースシャトル退役のドキュメンターリでジーン・クランツ本人を初めて見たのですが、イメージがエド・ハリスにそっくりで驚きました。まさにはまり役、ということでしょうね。

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