「ファシリテーション心技体」終了しました

去る9月3日に松阪市市民活動センターにおいて、「2012年度 ネクストドア講座「ファシリテーション心技体」」を実施させていただきました。

ちょうど20名のご参加をいただき、なかなか盛況でした。
一枚目の写真はこれは、事前の準備ではありません(笑)これも講習、ワークショップ中の一コマです。池山のワークショップではときどき、こうやって参加者さんは机を運ばされます(笑)。

言い訳のようですが、これには実は意味があります。これは、ご自分達で机や椅子を動かしてもらうことによって、「一緒に場を作っている」という感覚を持っていただきたいと思っているんです。

今回の講座では、ファシリテーターを「恊働促進者」と定義しましたが、もっとつっこむと、池山の中ではファシリテーターは「中立な立場で、主体的な参加を引き出し、合意形成を助け、恊働を促進する」と定義をしています。この机運びは、そのなかの「主体的参加」ということに関連しています。

 「自分ごと」として会議をとらえる、ということは意外と意識されていないのではないか、と思っています。机に座れば資料が置いてある。ペットボトルのお茶が置いてある。そうやって、誰かに依存していると会議は「ひとごと」のようになってしまいます。

そして会議が上手く進まないと、「議長」に責任を求める。実は会議はひとごとではありません。本来その会議の結末いかんがおおきく影響を及ぼすのは、その会議の参加者さん自身のはずです。ここを勘違いされていることが多い。そして、その勘違いはファシリテーターのなかにもあります。良い結論が出ないのは「ファシリテーターが悪い」と思いがちです。

でも、実はそうではなく、大切な結論を出すのは、「参加者さん自身」なのです。ここは大切なところだと思っています。

その、主体的な参加を引き出すための一つの方策が、「話し合いの場をみんなで作る」ということだと考えています。小さなことですが、一つのきっかけになれば、と思って、ファシリテーション関係のワークショップではよく実施しています。

もう一つ、言い落としていたことに、「ファシリテータに唯一無二の姿はない」ということがあります。だれもが理想のファシリテーター像、というのはお持ちなのかもしれませんが、実は目指すところはそこではなく、「あなたなりのファシリテーター像」でしかないのではないか、と思うのです。
池山がファシリテーターになると、こんな場になりますが、これを全く同じプログラムを他のファシリテーターが進めて行くと、きっと違う場になると思いますし、それで良いのだと思うのです。

会議はそこの場に居合わせた方の、総和でなく「相乗」で決まるのが理想だと思っています。「相乗」とは5人いるから、全ての足し算ではなく、その足し算の結果、「総和」よりも大きくなるべきということで、これはこの日にお話しした「ファシリテーターの信念」と同義です。

「相乗」ということは、当然参加者一人が変われば、結果も変わるはずです。それが、ファシリテーターであれ、参加者であれ、一人変われば会議のバランスは変わると思います。

ワークショップの最初の方で多様性について感じてもらいましたが、ファシリテーターもまた多様で良いのだと思うのです。 ですから、他の人になろうとするのではなく、あなた自身のままでファシリテーターになっていただきたいと思います。

ここに、もう一つ、ファシリテーターになる人以外の人が、ファシリテーションについて学ぶことの答えがあるのではないか、と思っています。
 会議は人の集団であり、参加している人の発言や、行動が変われば会議のバランスが変わるのではないかと思うのです。つまり、今回の講座を受けていただいて、ファシリテーションについて、なにかを感じて頂いた方が、次の会議で少し変ってもらえれば、今までと同じメンバーの会議の中のバランスが少し変わる。そして、それは良い方に変わるのではないか、と思っているのです。

最後になりましたが、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。またお会いできるとうれしいです。

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